
わたしはタモリは大好きである。この本はとても面白く楽しく読まさせていただいた、タモリさんの初期デビュー芸のイグアナ、四カ国麻雀、ハナモゲラ語、まさにアバンギャルド芸であり、私にも通じるものがある。タモリを皆さんはどう捉えるだろうか?素晴らしいエンターティメント芸人と思う、反面その背後シビヤに見れば、やはり戦後のテレビメディアは大衆を無難なエンターティメントに誘導する(木を見て森を見ず)そのシンボルとして使用された芸人。わたしはあらためてこの本を読み数点確認したことがあった。世に出る人は才能と人脈的背景が両輪備えある人が多い、それはやはり大きな力との関係である。タモリは九州福岡生まれ祖先は福岡藩の家老職→祖父は満州鉄道の公務員という流れである。そしてタモリのパトロンの赤塚不二夫(満州生まれ満州育ち)満州といえば山田洋次監督、五木寛之、元岸信介総理大臣(A級戦犯)、元日本財団会長笹川良一(A級戦犯)、俳優、森繁久彌とざっと言ってもこんな感じ、まだまだたくさんいる。満州及び満鉄の人脈は戦後の日本の心臓部に移行したと聞く。メディアよ大いに先導してくれ、我々が幸せであればそれがなんであっても、こんなわたしは迷考している的外れな洞察だろか?わたしは絶望という真理への扉を開けるキーワードに絶えず翻弄される、幻の三味線弾きである。